簡単に説明すると人工呼吸器(自分の力だけでは上手く息ができないような状況の時に、息ができるように呼吸を補助する機械です)で呼吸が補助されている患者様に対して、早く人工呼吸器が不要となるように各方面からサポートしていこうというものです。チームメンバーは専門知識をもっている医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士などです。週に1回、人工呼吸器装着中の患者様がいる病棟を回診し、呼吸ケアや抜管に対する助言を行っています。
2.口腔内の衛生管理や適切な排痰管理
3.人工呼吸器の安全管理
4.人工呼吸器管理に関する勉強会や院内啓蒙活動など
長期間、人工呼吸器を装着すると、VALI(人工呼吸関連肺障害)、VAP(人工呼吸器関連肺炎)、せん妄などの二次的合併症が起きやすくなってしまいます。そのため、人工呼吸器からの早期離脱が、合併症予防に繋がります。
呼吸ケアは、人工呼吸器管理、気道内吸引、口腔内吸引、痰を出すための体位ドレナージ、排痰や呼吸補助などの呼吸理学療法のことをいいます。それぞれの患者にあわせた呼吸ケアを実施することにより、人工呼吸器早期離脱が可能になります。
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