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研修体制・研修の概要等について

研修体制

■ 指導医数
 13名

■ 学会・研修会への参加費用支給

 支給あり(発表者のみ)

■ 給与(参考)
 *当直手当等は別途支給

  初期研修 後期研修
1年次 346,800円/月 378,000円/月
2年次 346,800円/月 378,000円/月

■ 当直
 【初期研修】 0回/月平均
 【後期研修】 2回/月平均

■ 各種保険
 健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険適用 

■ 院内保育所

 あり

■ 宿舎・住宅

 単身者用宿舎あり(駐車場あり)

   遠方より研修に来られる先生方のために、宿泊施設を完備しています。

   各部屋に、バス・トイレを設置しています。
   敷地内に設置してありますので通勤時間が無く、借家にかかる経費がかかりません。

        設備:エアコン(冷暖房)、インターネット接続環境(有線)、ユニットバス、

        トイレ、電気コンロ(1口)

     備品:冷蔵庫・テレビ・机・電気ポット・電子レンジ・

        洗濯機・掃除機

 

初期研修 概要
基幹型病院名
宮崎大学医学部附属病院、熊本大学医学部附属病院
 
当院での研修領域
外科、小児科、産婦人科、整形外科、内科、循環器内科、乳腺外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、呼吸器外科
 
プログラムの特徴
当院は地域がん診療拠点病院として多くのがん患者の診療を行っていますが、とくに外科部門がその中心となってこれらの患者に24時間対応しており、手術例数も豊富です。
また、当院には母子センターがあり、産婦人科と小児科が協力しあいながら診療を行っています。地域の中心施設として症例も豊富にあり、NICU6床GCU12床での受け入れも進めています。
救急患者も多く、初期研修として成果をあげていただけるものと自負しています。
 
初期研修 外科研修カリキュラム

1. 目的

外科疾患を通して、科学的根拠に基づいた疾患に対する医学的知識や理解を取得する。その上で、人間に対する基本的診療能力も取得し、全人的な医療として適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)も身につける。

 

研修の目標

 1. 医療人としての基本姿勢・態度を、外科研修を通して身につける。

 2. 患者の病歴、理学的所見を迅速かつ的確にとり、その病態を速やかに判断し、検査計画を      たてるとともに、手術適応を含めた治療方針を決定する。

 3. 医学的知識を習得し、外科的患者の管理ならびに治療に応用できるようになる。

 4. 治療に必要な特殊検査を習熟する。

 5. 外科医としての基本的な手技を理解し、自ら実施できるようにする。

 6. 術後管理の基本が的確にできるようになる。

 7. 尊厳な心を持って末期医療に対応できるようになる。
 

2. 目標達成のための行動計画

経験できる診察法、検査、手技

 1. 基本的診察

  理学的所見を取り、胸部、腹部を中心に診察し、情報を得ることができるようになる。

 

 2. 臨床検査:

 *種々の血液検査:血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査

 *生理検査:心電図、肺機能検査、動脈血液ガス分析、

 *生物学的検査:細菌学的検査、薬剤感受性検査、

 *病理学検査:細胞診・病理組織検査、

 *内視鏡検査、超音波検査、

 *放射線学的検査:単純X線検査、造影X線検査、X線CT検査、核医学検査

 これらの検査の適応の判断、結果の解釈までできるようになる。

    *初歩的な呼吸・循環管理、輸液・代謝管理ができるようになる。

 3. 基本的手技

    *注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保) 、採血法(静脈血、動脈血)、

    *一般処置:導尿法、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、創部消毒とガーゼ交換

    *外科的処置:簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽度の外傷・熱傷の処置、

       圧迫止血法、包帯法、穿刺法(胸腔、腹腔)、ドレーン・チューブ類の管理、

    *救急救命処置:気道確保、人工呼吸、気管内挿管、除細動など
 

 4. 基本的治療法

 療養指導、薬物治療、輸液、輸血

 

 5. 医療記録

 診療録、処方箋、種々の指導書、診断書、死亡診断書、剖検報告、紹介状、返書などの技術  取得、

インフォームドコンセントの知識と実践

 

 3. 選択科目時の追加教育目標

 1. 高齢者・重症患者の治療を担当する。

 2. 乳腺外科・血管外科・肺がんなどの開胸手術を経験する。

 3. 伝達麻酔の手技を習得する

 4. 腰椎麻酔の基本を学ぶ

 5. 動脈カテーテル・中心静脈カテーテルの挿入手技を習得する。

 6. テーマを決めて医局員にレクチャーをする。

 7. 症例報告を書いて、院内の症例発表会で発表する。

 8, 医学論文(日本語、英語)を読んで、抄読会で発表する。

 

 多くの症例を経験し、より高度の医療内容に自ら積極的に習得していただきたいと思いま  す。そのための到達目標や数値目標も掲げていきます。

 そして目標には、外科研修で得られた知識や技術が、その後の各診療科における専門家とし  ての知識や技術を習得する際の基礎となるようになればと願っております。

 指導医はそれぞれの診療領域における専門医や指導医であり、皆さんの要望にきっと応えて  くれるはずです。

 なお、当病院では、がんの研修を中心に勉強できますが、楽しく研修できるようにみんなで  応援します。

 
初期研修 産婦人科研修カリキュラム

産婦人科 研修体制、研修の概要について

 

<診療科の概要>

当院産婦人科は産科、婦人科を取り扱っています。

産科では母体、胎児の管理、合併症妊娠、産科合併症を診察しており、正常分娩から異常分娩、産褥の管理まで行っています。

婦人科は子宮筋腫などの良性疾患から子宮や付属器の良性、悪性腫瘍、月経随伴症候群などの女性ヘルスケアを取り扱い、手術(円錐切除術、単純子宮全摘出術、付属器切除術など)、化学療法も行っております。

 

<研修内容>

・産婦人科的な診察法:視診、内診、羊水穿刺

・産婦人科的な検査法:経腟超音波、胎児超音波、胎児心拍数モニタリング

・出産の立ち会い(経膣分娩及び帝王切開分娩)

・産科合併症の管理

・内科疾患を合併した妊娠管理

・新生児の診察法

・新生児の蘇生法

・基本的な手技(採血、末梢静脈路の確保、輸液、輸血など)

・婦人科的な検査法(コルポスコピー、生検など)

・婦人科疾患の手術

・婦人科悪性疾患の化学療法

 

<勉強会やカンファレンスなどの研修教育活動>

・多施設合同テレビカンファレンス(週1回)

・リサーチカンファレンス(週1回)

・宮崎周産期セミナー(不定期)

 

<研修評価>

オンライン卒後臨床研修評価システム(EPOC)による研修実施内容の評価

 

<指導医、先輩医師からのメッセージ>

当院産婦人科では産婦人科全般に関して幅広い研修が可能です。高度な医療内容に自主的に取り組み産婦人科的な知識や技術を習得してください。研修内容等の希望があればその都度対応します。

 

初期研修 小児科研修カリキュラム

<経験できる診察法、手技について>

 当院小児科では一般小児外来、様々な慢性疾患の定期診察、発育発達フォロ

ーアップなど地域で必要な小児科診療全般を経験できます。また、NICUがあ

りますので、希望があれば新生児診療に参加することが可能です。

 

*習得可能な診察法、手技例

 ・小児および新生児の診察に対する基本的な知識・手技

 ・乳幼児健診、予防接種、パリビズマブ(対象時期)に対する基本的な知識、

  手技

 ・小児科で遭遇する機会が多い疾患の基本的な知識、診療法

 ・血液検査、X腺検査など各種検査の評価法

 ・採血、注射に対する基本手技

 ・超音波検査に対する基本手技

 ・小児の救急救命処置(気管挿管、人工呼吸など)

 ・発育発達評価

 ・患者、およびその家族にとってわかりやすい医学的知識の説明

 ・育児環境への配慮

 ・療育指導(在宅で医療ケアが必要な患者に対する診療)

 

*勉強会

  研修期間中に各医師より随時1時間程度のレクチャーを予定しています。

 

 ・新生児の蘇生、診察法について

 ・小児の診察法について

 ・小児科で経験する疾患について①

 ・小児科で経験する疾患について②

 

研修中に印象に残った症例の検討、より深く勉強したい疾患、発育発達の評

価法など、各先生の希望に応じて計画します。

 

病院の紹介
当院は、宮崎県南西部から鹿児島県北東部に至る約30万人の医療圏での中核的病院として役割を果たしております。
当院の特徴は、
1)18の診療科と研究検査科を持つ中核的な総合病院
2)地域周産期母子医療センター
3)救急告示病院
4)地域がん診療拠点病院
5)開放型病院
6)地域医療支援病院 等です。
また、電子カルテを導入しております。
 
専門医資格関連情報 (2015年1月1日現在)
外科学会認定医制度修錬施設、外科学会専門医制度修錬施設、消化器外科専門医修練施設、乳癌修練施設、整形外科学会認定制度研修施設、リウマチ学会教育施設、産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設、臨床細胞学会認定施設、周産期・新生児医学会専門医制度暫定研修施設、泌尿器科学会専門医教育施設、耳鼻咽喉科学会専門医研修施設、麻酔学会麻酔指導病院


 

更新日:2023.7.3