診療科

外科について

 当院外科では、消化器外科を中心に幅広い領域の手術を担当しています。年間手術件数は250 ~300 件であり、日本外科学会専門医制度修練施設、日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設に認定されています。当院は地域がん診療連携拠点病院でもあり、質の高い安全な治療を行うよう努めています。
 
 個々の症例の治療方針については、カンファレンスで手術適応、術式、治療内容を検討しています。病期・病状に合わせてエビデンスに基づき、様々な治療オプションの中から根治性と安全性と術後QOL のバランスを考慮し、最も適した個別化治療の提供を心がけています。疾患の程度に応じて縮小手術などにより機能温存を図ったり、あるいは進行した癌に対しては血管合併切除など拡大手術を行って根治性を高めるようにしています。また、毎日スタッフで回診を行ない、入院患者さんの病状についてディスカッションしてその都度方針決定しています。
 
 手術においては腹腔鏡手術を積極的に導入し、小さな傷、少ない出血量で体に優しく、術後の良好なQOL と早期退院を目指しています。多くの手術が鏡視下に行われるようになり、胃・結腸・直腸・肝・胆・脾・ヘルニア・救急疾患などにおいて、保険収載されている範囲内の術式を行っています。

 

 手術のみならず、抗がん剤や分子標的薬などと外科手術を組み合わせる集学的治療を行っています。発見時に切除困難と診断されても、化学療法や放射線療法によって根治手術が可能となる場合もあり、高次医療機関と連携をとりながら予後の向上を目指して取り組んでいます。

 

 腹膜炎、腹部外傷、急性虫垂炎、急性胆のう炎といった急性腹症には24時間365日対応しています。救命を目指し、最大限の治療を提供いたします。

 

<診療疾患>
消化器がん(食道、胃、大腸、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓など)
乳がん(診断まで)
良性疾患(食道裂孔ヘルニア、胆石・総胆管結石症、脾疾患、鼠経ヘルニアなど)

藏元 一崇(医長)

卒業年:平成16年

出身医局:熊本大学消化器外科

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会専門医・指導医

日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医

日本消化器病学会専門医

日本肝臓学会専門医

がん治療認定医機構がん治療認定医

山尾 宣暢(医師)

卒業年:平成23年

出身医局:熊本大学消化器外科

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会専門医

日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医

日本消化器病学会専門医

がん治療認定医機構がん治療認定医

大徳 暢哉(医師)

卒業年:平成24年

出身医局:熊本大学消化器外科

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医

日本消化器外科学会専門医

日本消化器病学会専門医

がん治療認定医機構がん治療認定医

下川 琢也(医師)

卒業年:令和3年

出身医局:熊本大学消化器外科



 

更新日:2023.10.01