国立病院機構 都城医療センター附属看護学校

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学校長挨拶

 令和元年3月末を以て退官されました冷牟田浩司学校長の後任として、4月1日より都城医療センター附属看護学校の学校長を拝命しました。本校は、昭和22年に開設された後、各地で活躍される諸先輩を数多く輩出し、令和2年9月で73周年を迎える、たいへん歴史のある学校です。 霊峰高千穂峰を遠くに眺める自然豊かな都城の地で、患者に温かく寄り添う優秀な看護師を養成するために、私たちが掲げている理念は、「生命の尊厳と人間愛を基盤とした豊かな人間性を育み、最善の看護を実践できる自律した人材の育成をめざします。」というものです。日本は、終戦後めざましい経済発展を遂げるとともに、秀逸な保険医療システムを構築することで、現在の私たちは世界に冠たる長寿社会を享受することができました。反面、世界に類のない高齢化社会を経験することになり、一人ひとりが自分の人生の意義を見出して生きていく時間も長くなりました。その中で思いがけずさまざまな病気や障害と向き合わざるをえなくなる時があります。看護とはそのような困難なときにおいても、個人の人格を尊重し、愛情と信念をもって医療に心身を捧げる職業です。その職に就くためには、知識や技術の修得ばかりではなく、豊かな人間性を育み、自分で考え行動できるように日々努めなければなりません。 本校の3年の学びの期間で、高千穂峰のように志高く、 本校の理念をしっかりと心に刻み社会に貢献できる職業人を私たちは育てて参ります。

 

令和2年4月1日

学校長 吉住秀之