病院指標

臨床評価指標(国立病院機構本部)

当院を含む国立病院機構の施設では質の高い医療を提供するため、独自に開発した「臨床評価指標」を用いて医療の評価を行っています。

病院情報(病院指標・医療の質指標)の公開情報について

DPC(診断群分類別包括制度)とは

入院中に行った診療行為のうち、最も資源を投入した傷病名や、併存症、手術・処置の有無、 入院期間等によってあらかじめ定められた包括評価部分(1日あたりの定額×日数)と出来高部分に よって診療報酬を算定する方式のことです。 これによって医療行為の標準化や在院日数の短縮化を図ります。

病院情報(病院指標・医療の質指標)の公開目的

病院情報の公開は次の4つを目的としています。

  1. 市民の皆様に対して当院の特徴、医療の質を理解していただきます。
  2. 診療情報の精度向上に繋げます。
  3. 当院の職員が自ら分析を行うことで、分析力、説明力の向上を図ります。
  4. 公開したデータを院内で情報共有し、病院のマネージメントに繋げます。

使用するデータ

DPC調査データ「様式1」「様式4」「Dファイル」

集計条件

各年度の退院患者さんを集計しています。 24時間以内に死亡した患者さん、生後1週間以内に死亡した新生児、歯科口腔外科に入院、労災保険、 交通事故などの自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)での入院、自費の患者さんのデータは含まれません。
また医療保険外との組み合わせがあるものは除外しています。(例:入院中に分娩した患者さんは除外しています。)

定義

在院日数

病院に入院していた日数(在院日数)です。
例えば、1月1日に入院して、1月2日退院した場合は2日となります。

患者数

一連の入院を一患者としてカウントします。
患者数が10未満の場合は‐(ハイフン)を表示しています。

年齢

入院時の満年齢で集計しています。

集計項目

  1. 年齢階級別退院患者数

    10歳刻みの年齢階級別に集計しています。
    年齢階級は90歳以上を1つの階級として設定しています。

  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3 位まで)

    各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類(DPCコード)について、DPCコード、名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を集計しています。

  3. 初発の5大癌のUICC 病期分類別ならびに再発患者数

    5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数について初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数を、再発患者(再発部位によらない)は期間内の患者数をカウントしています。

  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

    成人(20歳以上)の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。

  5. 脳梗塞のICD10 別患者数等

    脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。

  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

    診療科別に手術件数の多い順に3術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を集計しています。

  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

    DIC(播種性血管内凝固)、敗血症、真菌症、手術・処置などの合併症の患者数と発症率について、最も医療資源を投入した傷病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」に分けて集計しております。